未経験でも実現できる秘書のキャリアプランを紹介!就職先・秘書の経験を活かせる職種まで

2025/12/25

「秘書の仕事に興味はあるけど、未経験でも本当に目指せるの?」
「秘書になった後、どんなキャリアプランが描けるの?」


このようなお悩みを抱えていませんか?

事務職との違いや将来性が分からず、一歩踏み出せずにいる方も多いはずです。

結論、秘書は未経験からでも十分に挑戦でき、段階的にキャリアアップできる職種です。

本記事では、未経験から実現できる秘書のキャリアプランや主な就職先、取得しておきたい資格、秘書経験を活かせる職種までを網羅的に解説します。この記事を読むことで、秘書としての将来像が明確になり、自分に合ったキャリアの選択肢が見えてくるはずです。

秘書の仕事に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
 

▼この記事でわかること

 
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未経験でも実現できる秘書のキャリアプラン

未経験でも実現できる秘書のキャリアプラン

未経験から秘書を目指す場合でも、段階的に経験を積むことで無理のないキャリア形成が可能です。ここでは、未経験でも実現できる秘書のキャリアプランについて解説していきます。

▼未経験でも実現できる秘書のキャリアプラン

  • キャリアプラン①|秘書アシスタント
  • キャリアプラン②|役員秘書
  • キャリアプラン③|社長秘書

 

キャリアプラン①|秘書アシスタント

秘書未経験者が最初に目指しやすいのが、秘書アシスタントです。

秘書室や管理部門などに所属し、複数の上司や部署全体をサポートする役割を担います。
主な業務は、予算管理や電話対応、資料作成補助などです。いずれも高度な専門知識よりも、仕事の正確さや丁寧さ、基本的なビジネスマナーが重視されます。

この段階で重要なのは、秘書としての土台となる業務理解と信頼の積み重ねです。依頼された業務を期限内に正確にこなすこと、上司や周囲の動きを先回りして考える姿勢が評価につながります。

キャリアプラン②|役員秘書

秘書アシスタントとして実務経験を重ねた先に見えてくるのが、役員秘書というキャリアです。

役員秘書は、社長や取締役など特定の役員一人、もしくは少人数に専属で付き、業務全般をサポートします。アシスタント業務と比べて、求められる責任と判断力が一段階高まるポジションです。

役員秘書の業務として特徴的なのは、役員の意思決定を支えるための情報整理や調整業務が増える点です。会議の背景を理解したうえで資料を整えたり、関係部署との連携を円滑に進めたりする場面も多くなります。

そのため、業務を「言われた通りにこなす」だけでなく、「なぜ必要なのか」を考える視点が欠かせません。

キャリアプラン③|社長秘書

秘書としてのキャリアをさらに深めた先に位置づけられるのが、社長秘書です。

社長秘書になると、社内業務にとどまらず、社長の代理として社外対応を任される場面も増えます。重要な取引先や国内外の来賓への応対を担うこともあり、会社の「顔」として振る舞う責任が求められるでしょう。

また、社長の出張や会食、レセプションなどに同行したり、自社主催のイベント運営をサポートしたりと、活動範囲も広がります。

企業によっては、海外拠点との調整や国際会議の準備なども担当するため、実務で通用する語学力や異文化への理解が欠かせません。社長の動きを先回りして支える存在として、判断力と柔軟な対応力が一段と重要になります。

未経験秘書の就職先

未経験秘書の就職先
ここでは、秘書の就職先を3つ紹介します。

▼未経験秘書の就職先
  • 就職先①|一般企業
  • 就職先②|病院や法律事務所
  • 就職先③|議員事務所

 

就職先①|一般企業

未経験から秘書を目指す場合、最も現実的な就職先が一般企業です。

一般企業の秘書は、経営陣や管理職が本来の業務に集中できるよう、日常業務を幅広く支える役割を担います。スケジュール管理や来客対応、資料作成など、秘書業務の基本を一通り経験できる点が特徴です。

企業規模や業界によっては、秘書専任ではなく、総務や経理、広報などの業務を兼任するケースも少なくありません。その分、社内業務の流れを広く理解できるため、ビジネス全体を俯瞰する力が身につきやすい環境といえます。

最初から「秘書職」として採用される場合もありますが、一般職や総合職として入社し、能力が評価されて秘書を任されるケースも多く見られます。

就職先②|病院や法律事務所

病院や法律事務所は、専門性の高い秘書業務を経験できる就職先です。イメージしやすいように、最初に医療秘書の業務から確認していきましょう。

医療秘書の主な業務内容は以下の通りです。
  • 医師や院長のスケジュール管理
  • カルテ管理
  • 診療報酬請求業務
  • 学会準備
一般企業とは異なり、医療用語や診療の流れへの理解が欠かせません。

法律事務所や弁護士事務所の秘書も同様に、法律分野に特化した知識が求められます。日程調整や書類作成補助、来客対応などが主な業務で、正確さと守秘意識が特に重視される環境です。

業務範囲は比較的絞られますが、その分、専門分野の理解が深まります。未経験から挑戦する場合でも、基礎的な事務スキルや丁寧な対応力があればスタートは可能です。

就職先③|議員事務所

議員事務所も、秘書経験を活かせる専門的な就職先の一つです。主な仕事内容は以下の通りです。
  • 会議や行事への代理出席
  • 各種原稿の作成
  • 国会質問の準備
  • 来客、電話対応
  • 予算管理
議員秘書には、公設秘書と私設秘書があり、公設秘書は国の制度に基づいて人数や役割が定められています。中でも政策担当秘書は、政策担当秘書資格試験に合格する必要があり、専門性の高い立場です。

一方、私設秘書は資格が必須ではなく、これまでの秘書経験や人脈を評価されて採用されるケースもあります。

一般企業とは異なる環境ですが、調整力や対外対応力など、秘書として培ったスキルを活かしやすい点が特徴です。政治や社会課題に関心があり、影響力のある仕事に携わりたい人にとって魅力的なキャリアです。

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秘書未経験からキャリアアップするために求められるスキル

秘書未経験からキャリアアップするために求められるスキル
未経験から秘書として成長し、より高度なポジションを目指すには、磨くべきスキルがあります。ここでは、キャリアアップに必要なスキルを3つに分けて解説します。

▼秘書未経験からキャリアアップするために求められるスキル
  • スキル①|高いコミュニケーション能力と調整力
  • スキル②|臨機応変な対応力とマルチタスク能力
  • スキル③|英語力を磨く

スキル①|高いコミュニケーション能力と調整力

秘書としてキャリアアップするうえで欠かせないのが、コミュニケーション能力と調整力です。

秘書は上司だけでなく、社内の他部署や取引先など、多くの関係者の間に立って動く立場にあります。そのため、相手の意図を正確にくみ取り、円滑に調整・橋渡しを行う力が求められます。

特に大切なのが、スケジュールや会議の調整です。上司の都合だけでなく、参加者全員の予定や立場を踏まえたうえで、無理のない落としどころを見つける必要があります。

日程調整を進める際は、相手の協力を得るためにも、丁寧な言葉遣いや相手への配慮を踏まえた伝え方が欠かせません。日程を押さえるだけでなく「この人が間に入ってくれるなら安心」と思ってもらえるかどうかが評価につながります。

スキル②|臨機応変な対応力とマルチタスク能力

秘書業務では、予定通りに物事が進まない場面が少なくありません。そのため、状況に応じて柔軟に対応できる力と、複数の業務を同時に管理するマルチタスク能力が必要です。

対応力とマルチタスク能力の根底にあるのが「先読みする力」です。上司が次に何を必要とするのか、どの情報が求められそうかを考え、先回りして準備しておくことで、業務がスムーズに進みます。

言われてから動くのではなく、状況を見て自ら判断できるようになると、信頼度も高まります。

スキル③|英語力を磨く


秘書としてのキャリアの幅を広げたい場合、英語力は大きな武器になります。英語が使える人材は採用や配置で優遇されやすい傾向があります。

外資系企業や海外展開を進める企業では、英語対応ができる秘書は重宝される存在です。

具体的には、海外拠点とのメール対応や会議調整、外国人役員のサポートなどで英語力が求められます。

流暢な会話力がなくても、ビジネスメールの読み書きや、基本的なやり取りができるだけでも業務の幅は広がります。日常業務の中で少しずつ慣れていくことも可能です。

英語力を客観的に示したい場合は、TOEICや英検などの資格を取得するのも一つの方法です。
 

未経験から秘書になるために取るべき資格

未経験から秘書になるために取るべき資格
ここでは、未経験者が優先的に検討したい資格を4つ紹介します。

▼未経験から秘書になるために取るべき資格
  • 資格①|秘書検定
  • 資格②|ビジネス実務マナー検定
  • 資格③|日商PC検定
  • 資格④|MOS

資格①|秘書検定

秘書を目指す人にとって、最も代表的な資格が秘書検定です。

秘書検定は、秘書として必要な知識や考え方を体系的に学べる資格です。未経験者が基礎を身につけるうえで大きな助けになります。

試験内容は、秘書の役割や職務理解といった理論分野と、敬語の使い方、電話・来客応対、文書作成などの実技分野です。

秘書検定を取得していることで「秘書業務を一通り学んでいる」といった客観的な証明になります。
難易度は級によって異なりますが、転職活動でアピールするなら2級以上が一つの目安です。2級の合格率はおおよそ50%前後とされており、しっかり対策すれば未経験者でも十分に狙えます。

資格②|ビジネス実務マナー検定

ビジネス実務マナー検定は、社会人として求められる基本的なマナーや考え方を評価する資格です。秘書職に特化した資格ではありませんが、秘書に求められる「相手を不快にさせない対応」や「場に応じた振る舞い」を身につけられます。

未経験者にとっては、ビジネスマナーを体系的に整理できる点が魅力です。

試験では、敬語の使い分けや電話・来客応対、社内外での立ち居振る舞いなど、実務に直結する内容が問われます。

ビジネス実務マナー検定は、1級から3級まであり、未経験からの就職や転職で評価されやすいのは2級以上です。2級までの合格率は約60%と十分に狙える水準です。

秘書検定と組み合わせて取得することで、「基礎力がある人材」としての印象を強めやすくなります。

資格③|日商PC検定

日商PC検定は、実務で使えるパソコンスキルを証明できる資格です。秘書業務では、WordやExcelを使った文書作成やデータ整理、簡単な資料作成などが日常的に発生します。そのため、パソコン操作に強いことは大きな強みになります。

日商PC検定は「仕事で使えるレベルかどうか」を評価する点が特徴です。

検定は「文書作成」「データ活用」「プレゼン資料作成」の分野に分かれており、業務内容に応じて受験できます。中でも2級は、部門責任者を補佐する立場を想定したレベルです。

日商PC検定を取得しておくことで、一定水準のスキルを客観的に示せるため、書類選考や面接で有利になります。

資格④|MOS

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、Word、Excel、PowerPointなどのMicrosoft Office製品の操作スキルを証明する国際資格です。秘書職に限らず、事務系職種全般で評価されやすく、汎用性の高さが特徴です。

MOSの試験では、実際のソフトを操作しながら課題をこなす形式が採用されています。そのため「どこまで操作できるか」を実践的に示せる点が強みです。

一般レベルでは基本操作が中心となり、Excelでの表作成や関数の基礎、Wordでの文書整形など、秘書業務でも頻出する内容が含まれます。

合格率は一般レベルで約80%、上級レベルでも約60%とされており、対策をすれば未経験者でも十分に合格を目指せます。
 

秘書の経験を活かせる職種

秘書の経験を活かせる職種
秘書として培ったスキルは、特定の職種に限らず幅広い分野で評価されます。秘書経験を活かしやすい職種について確認していきましょう。

▼秘書の経験を活かせる職種
  • 職種①|航空業界・ホテル・コンシェルジュ
  • 職種②|経理・総務
  • 職種③|営業アシスタント

職種①|航空業界・ホテル・コンシェルジュ

秘書の経験があると、航空業界やホテル、コンシェルジュ職に転職しやすい傾向があります。

これらの職種では、お客様一人ひとりの状況を把握し、先回りした対応をする姿勢が重視されます。こうした能力は、秘書業務で日常的に求められるスキルです。

相手の意図をくみ取り、最適な選択肢を提示する力は、そのまま強みになります。

また、言葉遣いや身だしなみ、立ち居振る舞いといった基本的なビジネスマナーが重視される点も共通しています。秘書として社内外の対応を経験すれば、業界特有の知識を身につけることでスムーズに適応できるでしょう。

職種②|経理・総務

経理や総務は、秘書の経験を活かしやすい事務系職種の代表例です。

総務では、秘書として身につけた調整力や柔軟な対応力がそのまま活かされます。スケジュール管理や書類整理を正確に進める姿勢も、評価されやすいポイントです。

経理業務では、データ入力や書類管理、経費精算などの細かな作業を正確にこなす力が求められます。秘書業務で培ったミスを防ぐ意識や、期限を意識した業務遂行力は、経理の現場でも重宝されます。

バックオフィスで安定的に働きたい方や、将来的に管理部門でキャリアを築きたい人にとって、現実的で相性の良い転職先です。

職種③|営業アシスタント

営業アシスタントは、秘書経験者がスムーズに移行しやすい職種です。営業チームを支える役割として、スケジュール調整や会議準備、資料作成などを担当します。

これらの業務は、秘書の業務と重なる部分が多くあります。

顧客対応の場面でも、丁寧で落ち着いた対応ができる点は大きな強みです。営業担当者が外出している間の窓口対応などでも、安心して任せてもらいやすくなります。

営業アシスタントとして経験を積むことで、業界知識や商談の流れを理解できるため、将来的に営業企画や別の事務職へキャリアを広げることも可能です。

秘書未経験からのキャリアプランに関するよくある質問

秘書未経験からのキャリアプランに関するよくある質問

最後に、秘書未経験からのキャリアプランに関するよくある質問2つに回答していきます。

▼秘書未経験からのキャリアプランに関するよくある質問

  • 質問①|秘書に向いてる人・向いてない人の特徴は?
  • 質問②|AIが発達して秘書の仕事はなくなる?

質問①|秘書に向いてる人・向いてない人の特徴は?

秘書に向いてる人の特徴と向いてない人の特徴をそれぞれ紹介します。

▼秘書に向いている人の特徴

  • 周囲の状況を把握し、先回りして行動できる
  • 自分が前に出るよりも、人を支える役割にやりがいを感じられる
  • 細かな確認作業や丁寧なコミュニケーションを苦に感じない

秘書に向いてない人の特徴は以下の通りです。

▼秘書に向いてない人の特徴

  • 細かい作業やスケジュール管理が極端に苦手
  • 自分のペースを乱されることが大きな負担になる
  • 臨機応変な対応よりも、決まったルーティンを重視したい

適性は実務の中で少しずつ見えてくることも多いため、必要以上に不安を感じる必要はありません。興味があるなら、未経験からでもチャレンジしてみましょう。

質問②|AIが発達して秘書の仕事はなくなる?

秘書の仕事がすべてAIに置き換わる可能性は高くありません。スケジュール管理やデータ整理など、一部の業務は自動化が進んでいますが、それだけが秘書の仕事ではないからです。

秘書業務の本質は、人と人の間をつなぐ調整や配慮にあります。相手の表情や言葉のニュアンスから意図を読み取ったり、状況に応じて伝え方を変えたりする力は、現時点では人にしか担えません。

上司の性格や価値観を理解したうえで最適な判断をする点も、AIでは再現が難しい部分です。

今後は、AIを活用しながら秘書自身がより高度な業務に集中する形へと変化していくと考えられます。単純作業をAIに任せ、人にしかできない調整や判断に注力できる秘書は、むしろ価値が高まるでしょう。

 

 

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まとめ|未経験からでも秘書のキャリアプランは豊富

まとめ|未経験からでも秘書のキャリアプランは豊富
未経験からでも秘書のキャリアプランは十分に描くことができます。秘書アシスタントから経験を積み、役員秘書や社長秘書へと段階的にステップアップすることで、専門性と信頼を高めていくことが可能です。

また、一般企業だけでなく、病院や法律事務所、議員事務所など就職先の選択肢も幅広く、取得する資格や磨くスキルによって活躍の場は広がります。AI時代において人にしかできない役割を担う秘書は、今後も必要とされる存在です。

まずは基礎を身につけ、自分に合ったキャリアを一歩ずつ築いていきましょう。
 

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