事務職の転職におすすめな資格8選|未経験でも有利になる資格とは?国家資格も紹介
2025/01/31
事務職に転職する際に、有利になる資格があるのをご存知ですか?
結論から言うと、転職に資格は必須ではありませんが、持っていると転職が有利になったり、キャリアアップにつながったりすることもあります。
また、企業によっては、特定の資格に対して手当支給を行なっている場合もあります。
今回の記事では、一般事務に転職する際に有利になる資格を8つご紹介します。一般事務の主な業務内容や資格を取る際に活用できる給付金制度もご紹介しますので、事務職への転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
▼この記事でわかる内容
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事務職に資格は必要なのか
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一般事務の主な業務内容
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事務職に転職する際に有利になる資格8選
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事務職の資格を取る際に活用できる給付金制度
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事務系の資格を取る3つのメリット
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事務職に資格は必要なのか

結論から言うと、一般的な事務職に資格は必要ありません。未経験者でも応募可能な求人が多く存在し、実力だけでなく人柄やコミュニケーション能力を重視する企業も多いです。
事務職は無資格や未経験者でもチャレンジしやすい職種ですが、特定の資格を保有しておくことで就職に有利になったり、キャリアアップにつながったりすることもあります。
これから事務職に転職したいと考えている方や、事務職としてキャリアアップしたい方は資格の取得を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
一般事務の主な業務内容

事務職の転職におすすめな資格を紹介する前に、まずは事務職の主な業務内容をご紹介します。
事務職には、医療事務や法務事務などさまざまな種類がありますが、ここでは企業の一般事務について取り上げます。
▼一般事務の主な業務内容
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業務①|書類作成
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業務②|電話・メール対応
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業務③|データ入力
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業務④|備品管理
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業務⑤|来客対応
業務①|書類作成
資料作成、データ入力、議事録作成、請求書処理、契約書作成など、さまざまな書類作成業務を行います。正確に情報をまとめ、わかりやすく書類を作成することが求められ、ExcelやWordなどのソフトを使いこなすスキルも必要です。
例えば、会議の議事録作成では会議の内容を正確に記録するだけでなく、参加者の発言を要約したり、決定事項を明確にしたりするなど、わかりやすくまとめるスキルも求められます。
業務②|電話・メール対応
取引先や顧客からの電話・メール対応、社内外の問い合わせ対応などを行います。相手に失礼のない丁寧な言葉遣いを心がける必要があり、状況に応じて適切な案内や対応を行うコミュニケーション能力が求められます。
また、クレーム対応など、難しい状況にも冷静かつ丁寧に対応できる能力も求められます。
業務③|データ入力
顧客情報や売上データ、在庫データなどを、Excelや専用システムに入力する業務です。正確にデータを入力し、情報を管理することや、タイピングスキルが求められます。大量のデータを扱う場合は、効率的に作業を進めるための工夫も必要です。
データ入力の精度は業務効率や企業の信頼性に直結するため、非常に重要な業務です。入力ミスを減らすために、入力内容を複数人でチェックする体制を設けている企業もあります。
業務④|備品管理
オフィスで使用する文房具や消耗品などの在庫管理、発注業務を行います。必要なものを適切なタイミングで補充し、業務が滞りなく行えるよう管理する能力が求められます。コスト意識を持ち、無駄な発注を避けることも重要です。
備品管理は、一見単純作業のように思えますが、在庫切れを起こすと業務に支障をきたす可能性があるため、重要な業務です。
業務⑤|来客対応
来客の受付、お茶出し、案内などを行います。会社の顔として、明るく丁寧な対応が求められます。また、状況に応じて適切な対応を行う臨機応変なコミュニケーション能力も必要です。
来客対応では、笑顔で挨拶し、丁寧な言葉遣いを心がけることはもちろん、相手の状況に合わせて、適切な案内や対応を行うことが求められます。
事務職に転職する際に有利になる資格8選

事務職への転職やキャリアアップの際に有利になる資格があります。ここでは、おすすめの資格を8つご紹介します。
▼一般事務に転職する際に有利になる資格8選
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資格①|日商PC検定
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資格②|日商簿記
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資格③|ITパスポート(国家資格)
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資格④|秘書検定
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資格⑤|文書情報管理士
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資格⑥|ビジネス文書検定
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資格⑦|TOEIC
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資格⑧|MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
資格①|日商PC検定
日商PC検定とは、日本商工会議所および各地の商工会議所が創設したPC検定です。
「文書作成」「データ活用」「プレゼン資料作成」の3種類の試験があり、1級、2級、3級、Basicの4つのレベルがあります。
受験難易度 |
Basicと3級は合格率80%以上 |
合格基準 |
知識・実技の2科目とも70%以上の正答率 |
受験料 |
1級:11,000円 2級:7,700円 3級:5,500円 Basic(基礎級):4,400円 |
HP |
資格②|日商簿記検定
日商簿記検定は、日本商工会議所と各地域の商工会議所が主催する簿記の検定試験です。
年間約60万人もの人が受験している人気資格であり、1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級の5種類があります。
受験難易度 |
3級の合格率は40~50%、2級は20%前後、1級は約10% |
合格基準 |
70点以上 |
受験料 |
1級:8,800円(消費税込) 2級:5,500円(消費税込) 3級:3,300円(消費税込) 簿記初級:2,200円(消費税込) 原価計算:2,200円(消費税込) |
HP |
資格③|ITパスポート(国家資格)
ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識が問われます。
受験難易度 |
合格率50%前後 |
合格基準 |
総合評価点が600点以上かつ、各分野の分野別評価点が300点以上 |
受験料 |
7,500円(消費税込) |
HP |
資格④|秘書検定
秘書検定とは、社会人としての一般常識やマナーが身に付く資格です。秘書に限った資格だと思われがちですが、人と接するすべての仕事で活かせます。
1級、準1級、2級、3級の4段階あり、準1級以上は面接試験があります。
受験難易度 |
1級の合格率は30%程度、準1級は40%程度、2級は50程度%、3級は70%程度 |
合格基準 |
「理論」と「実技」がそれぞれ60%以上 |
受験料 |
1級:7,800円 準1級:6,500円 2級:5,200円 3級:3,800円 準1・2級併願:11,700円 2・3級併願:9,000円 |
HP |
資格⑤|文書情報管理士
文書情報管理士とは、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)が認定する資格です。
オフィスで取り扱う文書類、帳票類、伝票類、技術資料、図面などの紙文書をスキャナ保存する技術や、マイクロフィルムの活用技術と法律、規格などの知識が問われます。
受験難易度 |
2級の合格率は70%程度、1級の合格率は60%程度 |
合格基準 |
正答率70%以上 |
受験料 |
一般受験料:11,000円(2級、1級、上級共通・消費税込) 団体受験料:8,800円(1事業所20名以上 2級、1級、上級共通・消費税込) 学生受験料:7,150円(2級、1級、上級共通・消費税込) |
HP |
資格⑥|ビジネス文書検定
ビジネス文書検定とは、ビジネス文書で使われる文章の作成能力や技能を評価する資格です。
試験科目は「表記技能」「表現技能」「実務技能」に分かれており、3級、2級、1級の3グレード用意されています。
受験難易度 |
3級の合格率80%以上、2級の合格率60%前後、1級の合格率は30%前後 |
合格基準 |
各領域において,それぞれの得点が60%以上 |
受験料 |
1級:7,000円 2級:5,200円 3級:3,800円 1・2級併願:12,200円 2・3級併願:9,000円 |
HP |
資格⑦|TOEIC
TOEICは世界160カ国で実施されている世界共通のテストであり、英語のコミュニケーション能力を判定するものです。
聞く・読む力を測るListening & Reading Test と、話す・書く力を測るSpeaking & Writing Testに分かれています。
受験難易度 |
平均点600点程度 |
合格基準 |
なし。990点満点 |
受験料 |
7,810円(税込) |
HP |
資格⑧|MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
MOSは、Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlookの操作スキルがあることを証明する資格です。約200カ国で共通する資格であり、一般レベルと上級レベルの2種類から選べます。
受験難易度 |
比較的やさしい |
合格基準 |
700点以上 |
受験料 |
<一般レベル(Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlook)> 一般価格:10,780円 学割価格: 8,580円 <上級レベル(Word・Excel・Access)> 一般価格:12,980円 学割価格:10,780円 |
HP |
資格を取る際に活用できる給付金制度

資格を取得するには、教材の購入や講座の受講、資格試験の受験料など、費用がかかります。費用面が不安…という方は、国や企業の給付金制度を活用してみてはいかがでしょうか。
ここからは、資格を取る際に活用できる給付金制度をご紹介します。
制度①|教育訓練給付金制度
教育訓練給付金制度は、スキルアップやキャリアアップを支援するため、厚生労働大臣の指定した教育訓練講座の受講費用の一部を給付金として受けられる制度です。
対象となる講座やスクールは、以下の検索システムから探すことができます。
▼教育訓練給付金制度の対象講座・スクール
https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/
詳細については、地域のハローワークに相談してみてください。
制度②|企業独自の資格取得支援制度
企業によっては、独自の資格取得支援制度を設けている場合もあります。すでに事務系の仕事をしている方や、会社にキャリアアップのための支援制度がある方は活用してみると良いでしょう。
これから転職を考えている方は、志望する企業に資格取得支援制度があるか確認することもおすすめです。
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まとめ
今回の記事では、事務職に転職する際に有利になる資格を8つご紹介しました。MOSや日商簿記など、事務系の資格は数多くあります。事務職の資格を取得する際には、志望する企業が求めている資格は何か、事前に調べておくと良いでしょう。
また、資格の取得にかかる費用が不安な方は、教育訓練給付金制度などの給付金制度を活用することをおすすめします。
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