事務職転職での自己PR完全マニュアル|面接を見越して一貫性を持たせるのが大事
2024/09/09
事務職への転職を考えているあなた。自己PRの作成に頭を悩ませていませんか?「自分の強みをどうアピールすればいいのかわからない」「面接で突っ込まれた時に答えられないのでは…」そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
事務職の自己PRで重要なのは、採用担当者が求める人物像を理解し、それに基づいたアピールをすることです。 さらに、自己PRと面接での発言に一貫性を持たせることで、あなたの魅力を最大限に伝え、内定獲得に近づけます。
この記事では、採用担当者が求める人物像から、効果的なアピールポイント、経験者・未経験者別の方針、自己PR作成のポイント、具体的な書き方テンプレートと例文まで、事務職転職に必要な自己PRの全てを解説します。
▼この記事でわかる内容
- 事務職の採用で採用担当者が求める人物像とは?
- 事務職の自己PRで効果的なアピールポイントとは?
- 経験者と未経験者で自己PRの方針はどう変わるのか?
- 事務職の自己PRを書く際のポイントは?
- 事務職の自己PRの書き方テンプレートや例文を知りたい
- 自己PR以外に転職活動で準備すべきことは?
自己PR以外の転職活動準備についても触れているので、ぜひ最後まで読んで転職活動を成功させましょう。
事務職の採用で採用担当者が求める人物像
採用担当者は、単に事務処理能力が高いだけでなく、会社に貢献できる人材を求めています。具体的には、以下の4つの要素が重要視されます。
- 人物像①|必要なスキルや経験もしくは素質がある人
- 人物像②|社風に合った人
- 人物像③|長く勤めてくれる人
- 人物像④|熱意がある人
それでは、それぞれの人物像について詳しく見ていきましょう。
人物像①|必要なスキルや経験もしくは素質がある人
事務職といっても、業種や職種によって求められるスキルや経験は異なります。応募先の企業や職種の求人情報などを参考に必要なスキルや経験を把握し、自己PRで具体的にアピールしましょう。未経験の場合は、事務職に活かせる過去の経験やスキル、積極的な学習意欲などをアピールすることも有効です。
人物像②|社風に合った人
企業は、自社の社風に合った人材を採用したいと考えています。
企業のホームページやSNSなどを参考に企業文化や価値観を理解し、自己PRで自分の仕事観やキャリア観が企業に合っていることをアピールしましょう。
人物像③|長く勤めてくれる人
採用や教育にはコストがかかるため、企業は長く勤めてくれる人材を求めています。
自己PRで、長期的なキャリアプランや仕事に対する責任感、どのように貢献できるかなどをアピールしましょう。
人物像④|熱意がある人
企業は、仕事に対して積極的で成長意欲のある人材を求めています。
自己PRで、仕事に対する熱意や、自己啓発への取り組み、目標達成意欲などをアピールしましょう。
事務職の自己PRで効果的なアピールポイント
自己PRでは、採用担当者が求める人物像を踏まえつつ、自分の強みを具体的にアピールすることが重要です。ここでは、事務職で特に効果的なアピールポイントを5つ紹介します。
- ポイント①|マルチタスクスキル
- ポイント②|基本的なオフィスソフトを使いこなせるスキル
- ポイント③|コミュニケーションスキル
- ポイント④|最後までコツコツやり遂げる責任感
- ポイント⑤|周囲と協力して業務を進める姿勢
それでは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
ポイント①|マルチタスクスキル
事務職は、複数の業務を同時並行で進めることが求められる業務が多いため、マルチタスク能力は非常に重要です。
過去の経験を元に、複数の業務を効率的に処理できた具体的なエピソードを交えてアピールしましょう。
ポイント②|基本的なオフィスソフトを使いこなせるスキル
Word、Excel、PowerPointなどの基本的なオフィスソフトを使いこなせるスキルは、事務職にとって必須です。
それぞれのソフトの使用経験や習熟度を具体的にアピールしましょう。
ポイント③|コミュニケーションスキル
事務職は、社内外の様々な人とコミュニケーションをとる機会が多いため、コミュニケーション能力は非常に重要です。
円滑なコミュニケーションが取れる具体的なエピソードを交えてアピールしましょう。
ポイント④|最後までコツコツやり遂げる責任感
事務職は、納期厳守であることや、数字の正確性などが求められる業務も多いため、責任感は非常に重要です。
過去の経験を元に、責任を持って業務を完遂できた具体的なエピソードを交えてアピールしましょう。
ポイント⑤|周囲と協力して業務を進める姿勢
事務職は、チームワークが成功の鍵となるため、周囲と協力して業務を進める姿勢は非常に重要です。
過去の経験を元に、チームワークを発揮して成果を上げた具体的なエピソードを交えてアピールしましょう。
経験者と未経験者での自己PRの方針
自己PRの内容は、事務職の経験の有無によって大きく異なります。ここでは、経験者と未経験者それぞれの方針について解説します。
経験者|実績と経験に基づいた内容にする
事務職の経験がある方は、過去の経験や実績を具体的にアピールすることが重要です。
特に、応募先の企業や職種で求められるスキルや経験に関連するエピソードを選び、数値データなどを交えて分かりやすく伝えましょう。
未経験者|求められる能力を活かせる経験を伝える
事務職未経験の方は、事務職で求められる能力(コミュニケーション能力、正確性、責任感など)を活かせる過去の経験をアピールしましょう。
アルバイトやボランティア活動など、職種に直接関係のない経験でも、事務職に活かせる要素があれば積極的にアピールすることが大切です。
自己PRを書く際のポイントは企業によっても異なりますが、ここでは基本的な部分で必ず抑えておいた方が良いポイントを4つご紹介します。
▼事務職の自己PRを書く際に押さえるべきポイント
- ポイント①|結論ファーストで書く
- ポイント②|結論の根拠となる経験や実績を書く
- ポイント③|応募企業・職種から逆算して書く
- ポイント④|面接で話す内容と一貫性を持たせる
それでは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
ポイント①|結論ファーストで書く
自己PRは、最初に結論を述べ、その後で具体的なエピソードや根拠を説明する「結論ファースト」の形式で書きましょう。
これにより、採用担当者はあなたの強みをすぐに理解でき、読み進める意欲を高めることができます。
ポイント②|結論の根拠となる経験や実績を書く
結論を述べた後は、その根拠となる具体的な経験や実績を書きましょう。
エピソードは、応募先の企業や職種に関連するものを選び、数値データなどを交えて分かりやすく説明することが重要です。
ポイント③|応募企業・職種から逆算して書く
自己PRは、応募先の企業や職種に合わせてカスタマイズすることが重要です。
求人情報や企業のホームページなどを参考に、企業が求める人物像やスキルを把握し、それに合った内容で自己PRを作成しましょう。
ポイント④|面接で話す内容と一貫性を持たせる
自己PRは、面接での質疑応答の基礎となるものです。
面接で話す内容と一貫性を持たせることで、説得力のある自己PRとなり、採用担当者に良い印象を与えることができます。
事務職の自己PRの例文
ここでは、事務職の自己PRの例文をご紹介します。
例文① 未経験者の場合(コミュニケーションスキル)
私の強みは、顧客との信頼関係を築く力があることです。
私はこれまで顧客対応を担当し、多種多様な顧客からのご意見に対応してきました。
お客様のご意見を真摯に受け止め、認識の違いが発生しないよう丁寧にメモを取りながらコミュニケーションの取り方に最新の注意を払っていました。
貴社でも私のコミュニケーションスキルを活かし、顧客との信頼関係を築いていきたいと考えています。
例文② 経験者の場合(オフィスソフトを使いこなすスキル)
私の強みは、Excelを用いた数値管理に対して注意深く向き合い正確な業務を行う点です。
前職では経理に関わっており、Excelで会計管理を行っていました。理解が曖昧な部分は事前に上司への確認を徹底し、ダブルチェックを積極的にお願いすることにより、事前にミスを避ける工夫をしていました。
精度が高く安定した仕事は、生産性の向上と企業の信用に直結するものです。
今後も正確性を維持するための努力を怠らず、貴社の経営活動に貢献したいと考えております。
事務職転職で自己PR以外に転職活動で準備すべきこと
ここからは、事務職転職で自己PR以外に転職活動で準備すべき内容を4つご紹介します。
▼事務職転職で自己PR以外に転職活動で準備すべき内容
-
職務経歴書の作成
-
スキル・資格の棚卸し
-
志望動機の明確化
-
面接対策
職務経歴書の作成
職務経歴書は、職務経験やスキルを具体的に示す重要な書類です。
採用担当者は職務経歴書を通して能力や実績を評価するため、正確かつ分かりやすく魅力的に作成しなければなりません。
過去の業務内容をただ羅列するのではなく、具体的な実績や成果を数値データなどを用いて記載しましょう。例えば、「顧客対応件数を前年比120%に増加させた」のように、具体的な数字を用いることで貢献度を明確に示すことができます。
また、応募する企業や職種に関連する経験やスキルを重点的にアピールすることも大切です。求人情報や企業のホームページなどを参考に、企業が求める人物像やスキルを把握し、それに合った内容で職務経歴書を作成しましょう。
スキル・資格の棚卸し
自己PRや職務経歴書を作成する前に、まずは自身のスキルや資格を棚卸ししてみましょう。
事務処理能力としては、パソコンスキル(Word、Excel、PowerPointなど)、電話対応、来客対応などのビジネスマナー、資料作成、データ入力、ファイリングなどの事務処理能力が挙げられます。
コミュニケーション能力としては、社内外との円滑なコミュニケーション能力、報告・連絡・相談を適切に行う能力、チームワークを重視して業務を進める能力などが重要です。
その他、語学力(英語、中国語など)や簿記、秘書検定などの資格もアピールポイントになります。これらのスキルや資格を整理することで、自己PRや職務経歴書に記載する内容を明確にし、採用担当者へのアピールポイントを効果的に伝えることができます。
志望動機の明確化
なぜその企業、その職種を志望するのか、明確な志望動機を持つことは非常に重要です。企業理念や事業内容、社風などに共感できる点があれば具体的に伝えましょう。
また、なぜ事務職を希望するのか、具体的な理由を説明することも大切です。過去の経験やスキルを活かしたい、新しいことに挑戦したいなど、あなたの熱意を伝えましょう。
面接対策
面接は、採用担当者と直接対話する重要な機会です。事前の自己PRや志望動機の練習を行い、スムーズに話せるように準備しましょう。
面接対策としては、過去の経験やスキル、転職理由、志望動機など、想定される質問への回答を準備しておきましょう。
また、転職支援サービス会社に登録する事で、応募書類の添削や面接対策などサポートを受ける事もできるので、登録してみる事もオススメです。
まとめ
今回の記事では、採用担当者が求める人物像から、効果的なアピールポイント、経験者・未経験者別の方針、自己PR作成のポイント、具体的な書き方テンプレートと例文まで、事務職転職に必要な自己PRに関する情報を幅広くご紹介しました。
事務職への転職や就職を考えている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてご自身の魅力をPRできる志望動機を作成してみてください。